2021年の妄想ブログ:
最近の30代前半までの世代は、SNSに学生のときから触れていたSNSネィティブ世代。世界に開かれたものから、特定コミュニケーション内の閉じたものまで多種多様のサービスがあり、また流行り廃りはあるが、多くの人たちが、何らかのSNSに書き込み続けているのがこの世代の特徴だろう。
これらのSNSは、見る人が見れば、発信者の性格、知性、家族関係、宗教感、趣味・嗜好、年収レベルとあらゆることが解析(プロファイリング)することができるのだろう。2016年ころ、新卒採用の人事担当は応募者のSNSやブログを解析しているという話が話題になったが、それらはクラブ活動、ボランティア参加、趣味やスポーツの話とかの彼らが意図的に発信したものをベースとした表面的なレベルの解析が多かったが、言葉遣いやコメントなどのレスポンスなども考慮し、もっと本格的に隠れた性格、知性、理解力なども解析できるようになった。
そして、このプロファイリングのノウハウは2021年の今日ではAIに引き継がれ、そして婚活市場で本格サービスが立ち上がった。それが結婚能力指数AIM(Ability Index of Marriage)だ。
このAIMを測定するサービスに申し込むと、先ずIDが発行される。指定アプリにIDと自分の使っている、または使っていたSNSの各アカウントを入力すると、各SNSからログを収集し、サーバに送られる。サーバ側ではその情報を元にプロファイルをAIにより数値化して、利用者に結果を報告する。これがこのサービスの流れだ。なお、結果とともに、この指標の信頼度が送られてくるのだが、これは解析に使われたSNSのログの量が少なくなると当然低くなる。ある程度信頼される結果を得られるためには、書き込み頻度もよるが、3年分のログは必要だそうだ。
また、AIMはTOEICのような総合スコアではなく、各評価項目の指標の集合である。また、男性、女性とも指標としては同じ項目があるのだが、重視される項目は男女で異なる。女性がチェックする場合、やはり生涯年収を最重要視。その他、イクメン度(育児指数)、マザコン度、オタク度も注目。一方、男性がチェックする場合は、飛び抜けたものはないが、最近は共働き許容度が注目されているとのこと。(見た目は未だに注目度が高いが、これらは写真や動画で直接チェックするので、この指数には入っていない。)
最近の婚活サービスは、入会時、先ずAIMを測定するのがお約束のようだ。今にAIM対策の書籍が多数発行されるんだろうな。"十代から始めるAIM対策"、"3ヶ月で改善。今から間に合うAIM対策"とか。