2024年の妄想ブログ:
首都圏のいくつかの大学で、昨年から試験的に実施していた保育士活動教科が、今年から必須科目になったというニュースがあった。
この保育士活動教科は4時間の座学と、76時間の実際の保育所で保育士見習いとして働く活動から構成され、完了すると2単位として認定されるそうだ。
厚労省の狙いとしては、
・少子化が進む社会において、若い世代から子育てに慣れ親しむ
・将来の男性の積極的な子育て参加につなげる
・保育士の人手不足解消
だそうだ。
戦後まもなくは子供が沢山いて、若いころから保育というか、年の離れた小さな子を世話することが多かったが、それが昭和の後半のころ(もう40年以上前)から、同世代の子ども同士でしか遊ばないと言われるようになった。
確かに自分もそうだが、自分の子どもが生まれるまで、赤ん坊を抱っこする機会はほとんどなく、首の座っていないときはビクビクしながら抱っこしてましたね。10代後半にそんな体験ができるのは本当に良いことですね。
また、保育園は預かり時間が長いため、8時間を超える長時間労働となりやすいが、大学の授業が終わった後の15時以降でヘルプをしてもらえると、そこでバトンタッチできるので、子育て時期に引退していた保育士が復帰できるという点でも評判のようだ。
さらに、この単位は先進企業側からはポジティブに評価され、就職活動にも有利になるということで、学生からも評判が良いようだ。
ちなみに、この科目は昔話題になった「ボランティア活動単位」とは異なり、ちゃんとバイト代が出るそうです。厚労省と大学側の補助を合わせて最低賃金をちょっと超えるくらいですが、子育てはタダではないという教育としても必要なことですね。