前回の新木場散歩の続きです。
こちらは第五福竜丸展示館。個人的には静岡県の昭和40年代生まれだから知っていますが、最近の若い人は知らないかもしれませんね。
第五福竜丸とは静岡県焼津市を拠点にしていたマグロ漁船。1954年に太平洋のマーシャル諸島近海を航行中にアメリカが行った水爆実験で船員23名が被ばく。半年後にその影響で無線長が死亡、他の船員も被爆が原因と思われる癌や白血病に苦しめられたという事件があった。
この船は当時の文部省に買い上げられ、放射能除去後に東京水産大学の練習船として使われた後、1967年に廃船。夢の島のごみ埋め立て地そばに打ち捨てられていたのを東京都職員らによって再発見されると保存運動が起こり、展示するようになったとか。
広島、長崎に次ぐ第三の原子力災害ということで、静岡県内では昭和のころ、夏休みの研究課題で良く見ることがあり、また学校の特別授業とかで勉強する機会がありましたので記憶に残っています。
死の灰が展示されていたのも、ちょっと衝撃的でした。
そんな展示館を訪問した後には見たのはヨットやクルーザーなどの小型船舶たち。
ここは東京夢の島マリーナ、ヨットハーバーですね。
利用料金(係留料金)は一番小さいタイプで年間409,200円。月換算で34,100円。
都心の駐車場より安いけど結構しますね。
燃料は軽油。海に給油機という絵面は初めてかも。
現時点では空きスペースはないようで人気のハーバーなんですね。
個人的にはクルーザーのオーナーに3%ほど憧れます。
なお、このマリーナに隣接して新江東清掃工場があります。
そして南側に見えるこの施設は、
夢の島熱帯植物館。入館料は大人250円です。
画面右下の花を使ったこの絵はハロウィンのかぼちゃをモチーフにしているようです。
11月過ぎていましたが、外の庭園には巨大かぼちゃが転がっていました。
このヒントが無ければ、さっきの絵は何かを当てるのはちょっと難しいですね。
植物館の中はこんな感じ。先ほどの清掃工場から送られるごみ焼却によってつくられた温水を利用しているそうです。
確かに中は熱帯、ジャングルですね。
植物館を出た後、南に進むと囲いがあり、その隙間から広い芝生の敷地が見えます。
アクリル板になっている囲いの場所に移動すると、ここがアーチェリー場だということがわかりました。
東京五輪が行われれば、こちらがアーチェリー会場になるそうです。
夢の島というとずっとゴミ埋め立て地のイメージがありましたが、水爆実験に被爆した漁船、ヨットハーバー、ジャングル、アーチェリーと多方面にイメージを覆すものがありました。
やっぱ、行ってみるといろんな発見があって面白いですね。
今週のお題「鬼」
ゆるキャン△で一部の人にはすっかり有名になった身延。小学校3年生のころ、お参りに行きました。そこで子供向けの日蓮大聖人の話や極楽と地獄の様子を描いた漫画を買ってもらいましたが、その中の描かれている餓鬼が怖かったですね。普通の大きな鬼よりも体が小さい分、素早く動けそうで、しかも大勢いるというのが恐怖でした。
悪いことをしていると地獄に落ちるぞという教育漫画なので怖くないと意味がないですが、当時トラウマになりそうだったのでもう少しソフトにしてほしかった。。。