御茶ノ水(神保町)散歩の続き。
こちらは靖国通り南に平行と走る通り、神田すずらん通りにも古書店は多数ありますが、20-30年前に比べると少なくなった感じがしますね。
渋い佇まいにちょっと遊び心があります。
こちらは東京堂書店。建物の時代を感じる金装飾がいいですね。
よく見ると書店にカフェが併設です。
そう言えば神保町は古書だけなく個性的な喫茶店でも有名ですね。
こちらにはミロンガ・ヌオーバ。アルゼンチンタンゴのアナログレコードがBGMとして流れる老舗喫茶店。創業は1953年。もうすぐ70年になりますね。1995年に大改装し、ミロンガからスペイン語で「新しい」を意味する「ヌオーバ」を付けた店舗名になったそうです。中に入らなかったのですが雰囲気というか古い調度品が醸す昭和の喫茶店の「空間」が良いそうです。
そして、こちらはラドリオ。創業はさきほどよりさらに古く1949年。こちらはウインナーコーヒー発祥の店と言われているそうで、たっぷりの生クリームが蓋の代わりとなり冷めにくくなるとか。学生運動が活発な頃、議論に熱中してもコーヒーが冷めないということで学生たちに人気だったらしいですね。
なぜかトーテムポールの怪しい佇まいが目印。「さぼうる」の意味は1年くらい前の記事でも書きましたがスペイン語の「味」だが「サボる」という言葉をかけてあるのは明確。昭和時代、喫茶店と言えばサラリーマンがサボるための代表的なスポットですから。しかし、20年以上前の記憶ですが実際ここを利用するお客はシニア世代が多く、スーツを着たサラリーマンはあまりいませんでした。ちょっとサボるには居心地が良すぎて長居するという理由もあるけど、今のサラリーマンにとっては500円近いコーヒーはちょっと割高。今はドトールの224円ブレンドコーヒーか、下手したらセブンイレブンのコーヒー110円か。少し寂しい時代ですね。
こちらは兄弟店の「さぼうる2」 こちらは食事に力を入れていてナポリタンが名物。
その他にもちょこちょこ喫茶店があったりします。出版以外にも企業オフィスが多い街。ニーズがあるんでしょうね。
また、喫茶店以外にも小さな個人食堂が多いのもこのエリアの特徴。
こちらはその隣の餃子の店「スヰートポーヅ 」 残念ながら2020年に閉店。行きたいと思っていたのに、この前のキッチン南海推しだったので行きそびれてしまいました。
そのキッチン南海も同じく2020年に閉店。ただし、こちらは近くに店舗を移転して再出発しているようです。
また、ロシア亭に隣接する白山通りにある中華の三幸園、行列の店ですね。
その他、先日の記事でも紹介したエチオピアやボンディなどカレーの名店が多いのも神保町の特徴。ここに職場があったら、本当昼食には困りませんね。と言っても出版業界には縁の遠い仕事をしているので、ここに通うことはなさそうですが。。。