未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)AIいじめられっ子

2027年の妄想ブログ:

 

中学時代、歴史の先生が多くの庶民が生活が苦しい、社会に不満があるときの「はけ口」として、庶民達より身分の低い階層を作ることによって社会の安定性を保つような政策を歴史上行われることはしばしばあったと説明した。これは全人類の人権を重んじる現代において許されることではないが「事実」として知っておいて欲しいと強調していたのが印象的で、今も時々その授業を思い出します。

 

現代においても「いじめ問題」は無くならず、毎年、子供も大人も多くの犠牲を出していて、その中でもここ10年近く注目を集めているのはSNSを使ったいじめだ。テキストが中心なので過激な発言のほうが目立ち、また、被害に遭っている人の反応、表情がわからないため、近年そのいじめ方はより過激になっていると言われている。そんな状況を憂い、あるSNSサービスの会社が実験的に始めたのが「いじめられっ子AI」だ。

 

これは膨大なSNSの会話ログから「いじめの会話」を抽出し、それらから「いじめられっ子」の発言を学習し、AIの架空のユーザーを作成。その架空ユーザーはいじめの兆候が見られるグループに参加し、いじめられそうなユーザーよりも変な発言を繰り返すことで代わりにいじめられることを引き受けるというものだ。

 

この実験は極秘裏で行われていたが、成果が見え始めた時期にその事実が漏洩。AIユーザーの見分け方に関する投稿がでてきたり、AIだっていじめられるべきではないという活動が始まったりで、結局中止になったようです。

 

ある識者からは、いじめの兆候が検出できるようになったのならばそこで注意喚起するメッセージを送る、アカウント停止を勧告するなど別の方法もあったのでは?という意見が出ていたが、おそらくその場合、今まで違う表現方法を使っていじめを継続するのではという危惧があり、コッソリと対策したかったと本人かどうか怪しいですが、この企画者というアカウントからのコメントがSNS上で話題になってました。

確かにいたちごっこになる可能性があり、本当、いじめ問題の対策の難しさを改めて実感する出来事でしたね。

 

昔からいじめを無くすことは不可能で、21世紀の現在でも度を越えたいじめに対し厳罰を与える策しか有効でないと言われています。それだと若干の抑止力にはなるが、いじめ問題が発生してからの後手なので、先手的な有効な手段が本当早く見つかるといいですね。

 

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今週のお題「わたしは○○ナー」

 

自分は散歩ナーですね。予算的には往復1,000円で、旅と言えば旅なのでトラベラーというのが正しいですが、目的地に行ってはその街をぷらぷらと歩くのが好きなので、散歩ナーですね。