ちなみに隣の逸見駅は「いつみ」ではなく「へみ」です。
横浜駅から約30分。出発するとすぐトンネルだったりとローカル感あります。
駅も小さく、この周りはコンビニすらありません。
駅周辺は一応住宅地ですが、崖を切り崩して造成したのでしょうか。
擁壁の苔に歴史を感じます。
特にこちらの壁の苔は見事でしたね。
最初の目的地は塚山公園にある安針塚。ひたすら急勾配の坂道を上ります。
途中、こんな山際の道も。駅から10分も歩いていないのに。
約15分で塚山公園の入り口に到着。
木々の隙間から横浜の港が遠くに見えます。
さらに急な階段を上ると、
ありました、安針塚こと、三浦按針のお墓です。
三浦按針は江戸時代、徳川家康に仕えたイギリス人ウイリアム・アダムスの日本名。
茅場町の散歩でも紹介した通り住居は東京日本橋にあったのですが、この逸見に領地があったそうです。三浦按針は家康が生きていたころは目をかけられていたのですが、死後はだんだんと鎖国に進み、晩年は疎まれ、長崎の平戸のほうでひっそり暮らしていたようです。家康が後5年くらい長生きをしていたら、江戸の方にお墓があったかもしれませんね。
こちらからは横須賀の湾岸エリアを眺めることができます。
自衛隊の軍艦が見えます。
そして、この日はイギリスの最新空母クイーン・エリザベスが停泊していました。遠くからですが女王の名を冠する威風堂々の巨大な艦であるあることがわかります。
甲板の上のヘリや戦闘機も確認することができます。
拡大してみるとこちらは最新のステルス戦闘機F35Bでしょうか?
三浦按針ことウイリアム・アダムスの故郷イギリスの軍艦をその墓地のある公園から見ることができるとは。本人もびっくりかも。
その後、もっと近くでクイーン・エリザベスが見れるかとヴェルニー公園の方に移動したが、残念ながら頭の方しか見えませんでした。いろいろ秘密にしておきたい船ですので一般人が近くで見れるような港には停泊しないのは仕方ないですね。(他の自衛隊の船は結構見えたりしたのですが)
実はこの前日(2021年9月4日)、日本への初寄港というニュースを見て急遽今回の散歩を横須賀に変更しました。そのついでに安針塚を訪問しようかと塚山公園に行ったのですが、意外とそこがこの船を見るための一番良いスポットだったかもしれません。これは三浦安針のお導きだったのか?
(つづく)