早稲田散歩の続き
早稲田に縁のある人と言うと忠臣蔵で有名な堀部安兵衛。そして夏目漱石。
この酒屋の隣には夏目漱石誕生を記念した石碑が建っています。
漱石山房とは漱石が人生最後の9年間を過ごした家で、「三四郎」や「こゝろ」はここで生まれたそうです。そう言えば「こゝろ」は高校の国語の教科書に載っていましたね。Kに同情しました。
こちらは記念館の中で再現している漱石の書斎。
等身大の漱石。神経質そうな感じが表現されていますね。
こちらは道草庵。ここにも漱石に関する資料が展示されているそうです。(この時は中に入れませんでしたが)
こちらは飼っていた猫などのペットの霊を鎮めるために建てた猫塚。「吾輩は猫である」のモデルの猫もここに眠っているかも。
漱石山房記念館を出て東に向かうと外苑東通りに出る。そこを左折するとあるのがこちらの変わったデザインの建物。下のドットのデザインに見覚えがあるような、、、
と思ったら、やはり水玉のかぼちゃで有名な草間彌生の「草間彌生美術館」でした。
この時は未だ時間が早かったので残念ながら訪問を断念。
そして、その向かい側の多聞院牛込不動には関孝和の墓があります。
関孝和は江戸時代、日本独自の算術体系「和算」の発展に大きく貢献した人物。日本の偉人としては珍しい数学者です。正13万1072角形を使い、円周率を小数点以下11桁まで求めたとか、欧州に先駆け行列式を発見したなど凄い功績を上げていますね。
次は早稲田駅の西側を探索。
こちらは戸山公園。元は尾張徳川家の下屋敷だったところで、明治以降に戸山陸軍学校に。そして太平洋戦後、都立公園になりました。
この公園内に丘があるのですが、
こちらは箱根山。もちろん、神奈川県の箱根山にちなんだ名前です。
上ると結構高いです。
この頂上の標高は446mではなく44.6m。箱根の最高峰は神山で1,437m。1/30くらいの高さですが、それでも東京23区内で一番標高が高い所になります。
そして、戸山公園の西端を少し進むと、、、韓国?
大通り以外にもハングルのお店が多く、ちょっと小旅行に行ってる気分。(韓国行ったことないですが)
そして、ちょっと裏に入ったところの、どこにでもありそうな小さな公園。
実は明治時代のギリシャで生まれ日本人に帰化した小説家、小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)の記念公園です。
この近くが八雲終焉の地で公園内には銅像も建てられています。
耳無芳一、ろくろ首、雪女などを収録した怪談が有名ですが、個人的には中学の時、英語の教科書に"mujina"(ムジナ=のっぺらぼうの話)が載っていたのを未だに覚えていますね。
なんか、今回はちょっと学生の頃の教科書を思い出す散歩でしたね。