未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

祝・新横浜線開通

今回先週3/18(土)に開業した新横浜線沿線の散歩です。

横浜線とは東急日吉駅から新横浜駅を経由して相鉄(相模鉄道)西谷駅を結ぶ鉄道線で、正確には日吉駅から新横浜駅までの東急新横浜線と新横浜駅から西谷駅までの相鉄新横浜線を指します。

両方合わせても12.1kmと短いですが、東急にとっては新幹線駅に直接繋がるというメリットが、相鉄にとっては新幹線駅に繋がるほか、都心の地下鉄と直通となり通勤利便性が向上するというメリットがあり、30年以上の悲願の開通みたいですね。

今回の散歩の出発地は綱島駅です。ここは新横浜線ではなく東横線です。

駅前は小さな商店街ですが賑やかな街です。

南に2,3分も歩くと鶴見川があります。

この川に架かる大綱橋を渡ると「ラヂウム霊泉湧出記念碑」があります。

実はここ綱島は昔、綱島温泉と呼ばれる温泉街でした。太平洋戦争の戦前、戦後は東京から電車で行ける温泉地として最盛期には80件の温泉旅館があったそうです。しかし、新幹線開通で熱海、箱根、伊豆へアクセスが良くなり衰退。次々と閉館したそうです。

駅に近い場所日帰り温泉施設「東京園」がありました。ここは昭和の人気歌手、三橋美智也が働いていた場所として有名だったそうですが、新駅開業にあたり2015年に取り壊し。その場所にはタワマンが建設中となっています。この建物の完成は今年の秋で下の階層は区民センターの他、商業施設になるそうです。

そして、このビルの完成を待たずして新駅「新綱島駅」が開業したのでした。

と、今回唯一の新駅ですが単なる地下鉄の入り口みたいな感じであまり面白味はないですね。そして綱島駅とは別に「綱島新駅」となっていますが300mも離れていません。近くのJR武蔵小杉駅南武線横須賀線のほうがよっぽど離れていますね。とは言っても、先ほどの鶴見川や大綱橋などの位置関係で現行の綱島駅の地下に作るのは無理だったのでしょうね。また、駅と駅の間の土地を買い占めるのも難しく苦渋の選択だったのではと予想されますね。

そんな感じですが、乗り換えは隣の日吉駅でできるので、さほど問題ではないようです。ちなみに地下深いので乗り換えには地上3分、地下3分の計6分くらいはかかりそうです。

ちなみにこの新駅、駅名候補に「綱島温泉駅」というのがあったそうです。個人てkには「綱島新駅」よりもそちらの方が良かったですね。

改札に行くと開業祝いの花が飾られていますね。

そしてホームはこんな感じ。まぁ、地下鉄でよく見る風景ですね。

そして一駅乗って着いたのがこちら新横浜駅。こちらのホームは3つの線路が挟む2つの島から構成され4番線まであります。ここで折り返す列車もあるのでこんな構造になっているんでしょうね。

看板も行き先によって東急側と相鉄側でカラーを変えています。

ホームに降りる階段もこんな感じの案内になっていますね。

改札付近は記念乗車券を買う人で混雑してました。

新幹線のあるJR新横浜駅への案内に沿って進むとこちらの駅前バスターミナルの上にあるペデストリアンデッキに出ます。奥に見える円柱はプリンスホテルのタワーですね。

目の前にそびえるのは駅ビルのキュービックプラザ新横浜です。

このペデストリアンデッキ、広くていいんですが、雨をよける屋根は両端にわずかしかなく、強い風吹くと濡れそうですね。

入り口からJR新横浜駅に入ると中はこんな感じです。この中の案内を見るとこの左手には横浜市営地下鉄に行くエスカレーターがありますが、新横浜線への乗り換えは先ほどのペデストリアンデッキを行くように矢印が出ています。

しかし、実は横浜市営地下鉄に行くエスカレーターからも新横浜線に行くことができます。おそらく、乗り換え時の混雑を避けるためそんな案内になっていると思われますが、悪天候時は市営地下鉄側ルートがお勧めですね。

再び、新横浜線に乗ります。

こちらは相鉄線側の行き先案内。海老名と湘南台に行きます。今まで新横浜と海老名というのは縁もゆかりもなかったで新鮮ですね。

さらにこちらは東急側。東京の北部にある赤羽、高島平や埼玉県の和光、浦和、

そして川越の名前を見るのはさらに新鮮ですね。

ここから相鉄側の隣駅、羽沢横浜国大駅を目指します。といっても地下路線なので、今回新しくできたと言っても新しい風景が見れるわけではないのが残念ですが。

この羽沢横浜国大駅の開業は2019年。その年にJR東海道貨物線の線路を利用して武蔵小杉駅に繋がりました。そこからは埼京線として新宿方面に行きます。そして、こちらのホームや改札はJRと相鉄の兼用となります。

このため、羽沢国大横浜駅の行き先案内は相鉄・東急の新横浜線を行く西高島平駅川越市駅行きとJR埼京線新宿駅行きが混ざって表示されます。首都圏の路線図が疎い人は混乱しそうですね。ちなみに川越市駅行きは東京メトロ副都心線を通るので新宿三丁目駅新宿駅から徒歩10分くらいの駅を通過したり、早朝の埼京線だと川越駅行き(川越市駅の隣駅)があったりします。後者は本数が少ないですが川越駅行きならば大宮駅とかを通過しますが、川越市駅は池袋から東武東上線に入るので全然違うルートになります。本当ややこしいですね。

駅の中はこんな感じです。

外観も新しいですが、

駅前は横浜環状二号線という大きな道路があるだけ。店は少し西にドラッグストアがあるくらいでコンビニもありません。

それでも駅前にはタワマンが建設中。元々何もないところに駅ができたわけで仕方ないですがタワマンができれば変わるかもしれませんね。

相鉄沿線は基本横浜駅方面への通勤者が多かったのですが、今回の新横浜線開通を受け、東京方面に行きやすいだけでなく、名古屋、大阪への出張も行きやすくなるということで大きく発展していきそうですね。