前回の伊豆稲取散歩の続き。
直売所の建物の横にはもやい石と呼ばれる大きな岩があります。これは船を係留するためのもので穴にロープを通して船をつなぎ留めます。
ちなみに渋谷にモヤイ像がありますがこちらは新島の岩で稲取とは関係ないですが、もやい=つなぎ留める、力を合わせるということで意味は同じですね。
そして民家の前にあるこちらの巨大な岩は畳石。これは城に使う石材、江戸城改修用に用意されたもの。伊豆石と呼ばれたもので当時稲取から2,240個の石が運び出されたそうです。ここ稲取は江戸時代は伊豆石を運び出す港として栄えていたようです。
そう言えば道端に巨大な転がっていたり、
帰りに写真を撮りましたが、駅前にも巨大な岩がありました。楔を使った矢割りという採石方法で巨大な岩を切削していたそうです。その時の名残の穴があいてますが、
金目鯛オブジェの下の石にも穴があいてましたね。
畳石の道をさらに北東に進み坂を上ると、次の目的地である素盞嗚(スサノオ)神社の鳥居が見えました。こちらには日本一のひな壇があります。結構並んでいますね。
待っている間、海側を眺めるとこの小高い坂の上からは東に伊豆大島が見えます。
稲取からは28km、高速ジェット船で35分。一番近い東京都ですね。
また、すぐ傍を伊豆急行線が走っています。
往きの電車では海側しか見てなかったので全然気づかなかった。
そしてこちらが日本一のひな壇。鳥居から神社までの階段を118段を使って、全国から送られてきた雛人形を飾っています。
やっと自分の番が回ってきました。30分くらい待ちました。皆さん、写真をパシャパシャ撮影するので一組あたり1、2分かかりますので仕方ないですね。自分もその一人なので。ちなみに一人当たり300円の協力金がお願いされるので家族で行く場合はご注意を。
こちらは朝並べて9:00から公開。15:00には終了でその後片付け。毎日やっていると思うと300円の協力金は高くはないですね。
よく見ると途中の鳥居よりまだ上があるみたいです。脇道の階段から行けるみたいなので行ってみます。
途中、民家があって農産物や、
吊るし雛を売ってます。こちらは雛の館の売店やその近所の露店だと400円くらいですがここだと100円、200円で手に入ります。クオリティーまで見ていないので一概にどちらが良いかはわかりませんが。
そしてこちらが素盞嗚神社です。結構急な坂道でシニア世代は辛いかもしれませんが、何度も来ることはないでしょうから行けたら行った方がいいですね。
そして、こちらが階段=ひな壇の頂上です。
下を見るとこんな感じ。階段途中に踊り場があるので下から覗き込んでも一番上まで見ることはできないみたいです。ここまで来た甲斐があります。ちなみにこちらのほうでは協力金を回収してないみたいです。
すると駅の近くの個人商店の洋服屋の前に黄色いカゴが。
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結局全部で12個。一個当たり10円を切るミカンなんて久しぶりです。皮が厚く時々種があったりしますが味は悪くなかったです。
帰りの電車は疲れたので特急踊り子号を利用。
全席予約席ですが出発5分前。時間ギリギリで席が取れました。
二人席ですがもう一つの席は空いていてラッキー。
ちなみにシートの上にあるシグナルで予約状況が確認できる。自分の席は予約済みのグリーン。隣の席は空席の赤です。こちら予約が埋まり次の駅で乗る場合はイエローになるので、それまでは二席使ってゆっくりできるというもの。ちょっとした気配りがいいですね。
(おまけ)伊豆急行にはキンメ電車が走っています。金目鯛推しが本当すごい。