2028年の妄想ブログ:
現在、レベル4の自動運転(場所限定で全ての運転をシステムが行う)で高速道路だけでなく、歩道のある一般的な道路も利用可能になった。
今年の最新モデルの自動車ならば、歩道のない細い道路のエリアでもステアリングやブレーキのアシストが使えるので、アクセルを踏むだけで運転できる。アクセルに関しても自動で制御可能だが、各メーカの自主規制でそのエリアでは利用できないようになっているだけで、もうすぐレベル5(場所の限定なく全ての運転をシステムが行う)の実現性は見えている。しかし、未だ事故したときは誰の責任か?という問題は解決していない。
技術的にはほぼ問題ないと言われてもひとが作るものである以上、100%完璧とは言えないため、国としては最終責任をとるために運転手が必要という見解は、変えられないらしい。一方、ほとんど操作する必要がないのに、現行の運転免許が必要なのはどうかということで、来年の法改正を目指して審議されているのが、「自動運転のための自動車免許」だ。
この免許では、道路交通法と運転に関する技術の座学(学習教習)は今までと変わらないが、操作に関する実技の技能学習は5時間と現行AT車の31時間と比べ1/6以下となるのだ。また、さらにそのうち、3時間はVRによる受講が可能。しかも、座学も自宅PCやスマホでの受講が可能なため、教習所に行くのは仮免取得、公道での実車技能2時間、本試験のときだけというのも可能。仮免と本試験は別の日になるので、最短なら教習所に行くのは2日で免許がとれるのだ。
また、自動車免許取得費用も現行ATの約半分ということで、この法審議はクルマを使う側も売る側もメリットがあるということで各方面で注目されているようだ。
でも、冷静に考えると、何も操作しなくても自動運転の運転免許を取るために15万円払うと思うと、躊躇するかも。。。