前回の藤沢本町散歩の続き。
国道467号線を少し西に戻ります。旧東海道の藤沢宿の名残なのか古い蔵などの建物が残っていますね。
ここは電柱が地中化されています。
その代わりに地上の歩道には分電盤らしきものがありますが、
江戸時代の街を描いた浮世絵や古い写真がプリントされています。
こちらのマンホールの蓋は藤沢の市の花である「藤」の花がデザインされています。
鬼に襲われなくて良いかも。(鬼滅の刃?)
こちらは蒔田本陣があった跡です。ここも今まで見てきていた本陣同様、現在残っているものは何もありませんが。
それでもこのような古い建物がいくつか残っています。
こちらは旧桔梗屋。紙やお茶の問屋だったそうで、国の登録有形文化財に登録
されているそうです。
このすぐそばに「祭の小塚屋」という店があります。うちわ、提灯、半纏(はんてん)、幟(のぼり)などお祭り関係のグッズの専門店です。ちょっと珍しい店ですね。
こちらは遊行寺橋そばの昔の蔵を再現した建物。観光案内所もしくは公衆トイレかなと思ったら藤沢橋自動車排出ガス測定局だそうです。
この先の藤沢橋の袂(たもと)には江の島弁財天道標、このあたりから東海道と分岐した江の島道が始まります。
こちらは藤沢橋。藤の花が彫られた立派な欄干です。
ここから境川にくっついたり離れたりしながら約5kmの道のりで江の島に繋がります。
さらに先ほどより約400m先にも江の島弁財天道標がありました。
この看板の説明によると昔はここに江の島弁財天の一ノ鳥居があったとか。また、現在でもこの道標は十数基残っているとか。つまり、東海道の藤沢宿から伸びるこの「江の島道」は江の島弁財天の長い表参道と言えそうですね。
参拝するためには東海道から外れて往復約10kmの寄り道になりますが、それでも行きたくなるのが江ノ島。十数基の道標とかお金をかけて道路を整備しても元が取れるくらい賑わっていたんでしょう。今も昔も人気の観光スポットですね。