未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

一富士 二鷺? 今年はどう生きるか?

今年最初の散歩は令和六年元旦、実家のある静岡三島です。

こちらの三嶋大社に通じる下田街道の先にあるのはご存知、富士山。年末は黒い地肌が多く見えてましたが大晦日に降った雪でいいかんじに白くなりましたね。三島からの富士はよく絵に描かれる富士山とは異なり、大きく口をあけた宝永火口が正面に見えます。約300年前の大噴火はここからよく見えたんでしょう。この大きさの穴があく噴火は想像するとかなり恐怖ですね。

先ずは三嶋大社で初詣。早朝8:20くらいでしたが混雑してます。3年間のコロナの枷が外れた正月ですからね。

15分くらいの待ち時間でした。穏やかな一年を祈ってお参りしましたが、令和6年は初っ端からいろいろありましたね。

なお、三嶋大社についてはこちらの記事もご覧ください。

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この後、三嶋大社から南へ約1kmくらいの場所にある温水池へ。以前の記事でも紹介しましたが前回は初夏の景色で今回は冬の景色となります。(大きく変わらんが)

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こちらは源兵衛川の終着地。この川は地下から湧き出る湧水による川で冬は水量がかなり減ります。

おっ、白鷺が下りる瞬間の写真が撮れた。

そばの三島玉川交差点。なぜか通称「六本木交差点」

今は1店だけですが、昔は四つ角全てがガソリンスタンドでした。三島駅から伸びる県道51号線と国道一号線との交差点、ガソリン車全盛時代の交通の要衝だったんでしょうね。

少し東にある歩道橋から眺めると箱根の山々が見えます。

よく見ると、Bronco Billyの看板の左側に三島スカイウォークの大きな吊り橋(白い塔と水平の線に見える橋)が見えますね。

富士山を見るための眺望台に来ましたが

ちょっと雲がかかっていました。それでも澄んだ青の冬の空に白い富士は合いますね。

また、冬は越冬で来た鴨たちを見ることができます。5月の時と比べ、数も種類も大きく違いますね。

中には「渡り」をしないカルガモも交じっているようですが。

ただし、この日、風はなかったのですが水鳥が多いため波が立ちやすく、逆さ富士が見れなかったのは少し残念。

人工的に作られた島の周りの岸の草むらは鳥たちがエサを取るのに丁度良いのかも。

そして、こちらの島にいるのは

アオサギですね。富士とアオサギ。一富士、二鷺か。

これを見ると「君たちはどう生きるか」を思い出す。

さて、今年はどう生きようか?

念願の〇〇がいろいろ達成できた1年(今年の振り返り)

今年1年の「散歩」のマイランキングを発表します。

 

第5位 マイクロソフトのあの桜の景色

横浜の港北イケアのそばにある江川せせらぎ緑道。桜とチューリップの競演が楽しめる地元有名スポットですが、マイクロソフトWindowsのログイン前に表示される風景写真で使われたときはビックリしました。あれって世界中に配信されているんですよね?

イケアには何十回も行ったことがありますが、桜とチューリップの両方が楽しめるシーズンに行ったのは今回が初めてです。もう3日くらい早いと良かったのですが念願の景色が見れました。

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第4位 富山県制覇 黒部峡谷ロッコ電車

黒部峡谷鉄道ロッコ電車からの景色。5月の新緑が眩しいです。

久しぶりの宿泊を伴う一人旅、そして初の富山県上陸。

誰もない秘境の露天風呂、最高ですね。

ぷらっと途中下車してこんな景色を楽しんだり、夜は地魚に日本酒。

おっさん一人旅楽しいですね。(いずれブログ記事にします)

 

第3位 家族で修学旅行 奈良・京都・大阪

新幹線は静岡の実家に帰るときに使っていたのですが、長い距離を乗るのが息子にとっては初めてでテンション爆上がりでしたね。

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自分としてはいつか見てみたいと思っていた京都梅小路の転車台が見れたのが一番の思い出ですね。(父はここでテンション爆上がり)

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第2位 伊豆の河津で本物の河津桜

東京周辺に住んでいると今頃から河津桜を見に行くツアーのポスターを見かけるようになりますね。静岡に住んでた頃は気にならなかったのですが、いつのまにか一度は見に行きたいスポットベスト5に入ってました。

実家も伊豆ですが北側の半島の付け根の方なので南にある河津は結構遠く、大混雑するという話を聞いていたので、何年も先延ばしにしたのですが今回満を持しての河津訪問です。

ポスターでよく見ていたので驚きはないですが、川沿い一面に咲く、少し濃いピンクの桜、感動はありますね。

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ついでに寄り道して見れた稲取の日本一の雛段飾りも思いのほか良かったですね。

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第1位 石川県制覇 兼六園、白米千枚田、砂浜道路

富山の次に訪れた石川県。これで47都道府県中41を制覇。約25年ぶりの更新です。石川県は東京周辺から行きにくいイメージがありましたが北陸新幹線だと2時間半と本当便利になりましたね。

旅のパンフでよく見る兼六園のこの景色、写真よりもやはり実物ですね。

そして今回レンタカーを借りて、念願だった日本唯一の砂浜道路「千里浜なぎさドライブウェイ」を走ることができました。元地図屋としては特殊なケースの道路を実体験できると興奮度200%ですね。

あと、念願だった白米千枚田日本海に棚田と言うこの風景も見ることができました。

ここまで片道3時間半くらいのドライブ、お昼のオニギリ美味かったですね。

(そのうちブログ記事書きます)

 

ということで、今年2023年はコロナパンデミックもようやく収まり(まだ流行っているが)、3年我慢していた旅行もやっと大きく解禁。これを機に今までやりたかった念願の〇〇がいくつか達成できた良い年でした。

おまけ 横浜みなとみらい

転職して、横浜みなとみらいが新しい職場に。帰宅時に夜景が楽しめる良い所ですが、残業で楽しむ気力が失われているのが残念です。今年は製品立ち上げで忙しかったが来年はもう少し残業減らしたいですね。

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鉄道ウォッチングの穴場 東京交通会館でドクターイエローを見る

銀座散歩の続き。

 

有楽町駅、複数路線が通ってますが停車するのは山手線と京浜東北線。しかも京浜東北線は日中、快速は止まらないので有名ですが駅そのものは大きくないですね。

それでも駅ビルはないですがマルイやITOCiAなどのショッピングモールがあり、この前の広場ではいろんなイベントも行われ、たくさんの人で賑わっています。

この日は東京国際映画祭のイベントで関係者のストラップを着けたゴジラがいました。

そして、イベントのテント裏にこっそりあるのが、

南町奉行所跡の石碑、、、石ではないです。石っぽく見せている電気制御盤ですかね。

南町奉行と言えば大岡忠相。八代将軍徳川吉宗の時代の実在の人物で、江戸の町火消の創設や教科書で有名な目安箱の嘆願に基づき小石川養生所の設置に尽力、享保の改革の中心メンバーの一人でした。昭和世代なら誰でも知っている時代劇「大岡越前」で大岡裁と呼ばれる人情味あふれる、公正なジャッジで有名ですが、それらは大岡政談と呼ばれる小説、戯曲で同時期の北町奉行中山時春の判例や架空の話が多いようです。おそらく人気のあった有名人を主人公にした方が盛り上がると判断されたんでしょうね。

これは別の日にみたときの写真。ひっそりと説明の銘鈑があります。

こちらの石は奉行所の建物に使われていたものらしいです。扱いが雑ですが。

この広場の前にあるのは東京交通会館。と言っても、交通に関する博物館とかではりません。

新潟、富山、大分など地方のアンテナショップが入っています。

一番有名なのは北海道どさんこプラザですね。

こちらの三階の屋上庭園には休憩できるフリースペースがあります。

ここは持ち込みOKなのでアンテナショップで買ったスイーツとかを食べることも可能です。こちらは先ほどの北海道どさんこプラザで購入した夕張メロンソフトです。ミルクソフトが定番ですがこちらもお勧めです。

ここからは東京国際フォーラム

読売会館が見えます。今はビックカメラですが昔は「有楽町そごう」でした。以前の記事で歌碑を紹介した「有楽町で逢いましょう」はこのそごうのCMソングだったそうです。デパート、百貨店が憧れの時代の話ですね。

そして、ここは東海道新幹線を愛でるためのスポット。

運が良ければ幸運のドクターイエローに遭遇できます。

運行日時は秘密ですが、ネットで調査するとマニアたちが予測した運行カレンダーが見つかりますね。のぞみの場合、時刻は有楽町付近だと11:30から12:00くらい。大井車両基地を出て一度東京駅に行ってから戻ってくるのでチャンスは2回あります。

ドクターイエローのときは混雑しますがその日時帯以外は混まないので鉄道ウォッチの子連れスポットとして最適ですね。ドクターイエローも東京駅のホームで見るよりかは全然人が少ないので間近で見れるわけではないですがお薦めポイントです。

交通会館の前の道を南東に進み、外堀通りを横断すると銀座マロニエ通りです。

有楽町駅から銀座に行くとき、ここを通って行く人も多くいて、

MaxMaraなどの高級ブランドショップが並んでいます。通りの由来であるマロニエが植えてあり、ちょっと良い雰囲気の裏通りです。

それと直交する並木通りも雰囲気が良く、

ガス燈もいい感じですね。

(つづく)

銀恋? 昭和時代の終わり、バブルの盛者必衰を思う

銀座散歩の続き。

 

有楽町マリオン前の数寄屋橋から。

今は橋が残っていませんが、ここには江戸城外濠があり、場外に出るために掛けられた橋が数寄屋橋だそうです。1958年に高速道路建設のために埋め立てられたが地名として残っています。昔、晴海の会社にここからバスに乗っていましたがバス停は有楽町ではなく数寄屋橋でしたね。

その西側、高級ベッドで有名なシモンズが入っているヒューリックスクエアのビル。

その袂(たもと)には明治大学発祥の地の記念碑。前身の明治法律学校があった場所だそうです。銀座にほど近い場所に大学!という感じですが、1886年(明治19年)には神田駿河台に移ったそうです。そりゃ、こんな地価の高い場所に大学は難しいよな。

そして、高速道路の高架を挟んで南側にあるのは数寄屋橋公園

地価が高いのに贅沢な公園ですね。

一見、ただの公園ですがこっそりと時計のオブジェは岡本太郎

さすが地価にあった贅沢なものが置いてありますね。

公園の隣にあるのは、、、

小学校です。銀座エリアの中央区立泰明小学校。人数は少ないでしょうけどこのエリアに住んでいる人はいるから公立小学校は必要でしょうね。

と思ったら、学区外からも通える特認校で、少人数教育の超名門小学校だとか。

こちらの卒業生には文芸評論家の北村透谷や作家の島崎藤村の他、近衛文麿(政治家)、金子光晴(詩人)、朝丘雪路(女優)など多くの著名人を輩出しているようです。(まだ成長途中の小学校なので大学卒業生とはだいぶ意味が違いますが)

東側に戻ると大行列が。こちらは西銀座チャンスセンター。過去に何本もの一等宝くじがでている有名スポット。一等が出る確率は都民全員が買って1人あたり出るレベル。それが過去に500本以上、1年でも10本出るなんて、どんだけの人が買っているんでしょうね。

この傍には銀座の柳並木の石碑が。

銀座八丁目のほうにもありましたが、色んな所に石碑を作るくらい銀座の人たちは柳に対する思いが強いんですね。

こちらは「銀恋」の碑。「心の底までしびれるような、、、」

1961年にヒットした石原裕次郎と牧村旬子の曲「銀座の恋の物語」 おそらく70代後半以上のシニア世代が一度はカラオケでデュエット(死語?)した曲ではないだろうか?そう言えば50代の自分が社会人なりたての頃、カラオケでおじさんたちが若い新人に女性パートを歌わせていましたね。いまならセクハラ、パワハラでアウトですが。

それでも本当良い曲です。銀座を代表する歌謡曲の一つですね。

ところで、この辺りは有楽町ではなく銀座の表記が多くなります。

住所的にはこの写真左側の東京高速道路高架ガード西側が有楽町、東側が銀座ですね。

ガード下は一応銀座のようでここのショッピングモールはNISHI GINZA

銀座インズですね。

外濠環状線沿いに映画館丸の内TOEIがありますがこちらは銀座の映画館となります。

その隣にあるのはユニクロ、GU、そして最近進出した激安スーパーのOKストアが入ったマロニエゲート銀座2のビル。昔はプランタン銀座としてOL(まもなく死語?)達のファッションを引っ張て来た、ブイブイ、イケイケ(死語?)の百貨店でしたがリーズナブルなブランドのテナントに変わりました。時代ですね。

(つづく)

みなとみらいの2023年クリスマス(その2)

みなとみらい散歩の続き。

 

今週木曜まで現場に直行していたので久しぶりのみなとみらいです。

再びランドマークタワーのショッピングモール「ランドマークプラザ」へ。前回紹介したクリスマスツリー以外にもワーナーブラザーズ100周年記念のスポットがいっぱいありました。

映画グレムリンのギズモ。かわいいペットの話かと思いきや、突然狂暴化し、大量に増え、悪さをしまくるシーンは何かゾワゾワして怖かったですね。

Looney Tunesのシルベスターとバッグスバニーのフォトスポット。

これも今の若い人たちはどれくらい知っているんだろう。

こちらはトゥイーティー。今考えるとこの名前TwitterTweet(呟く)から来ているんですね。ずっとヒヨコだと思っていたらなんと「カナリヤ」。公式ページの記載を見て初めて知りました。50代でも昔から知ってそうなモノからも新しく学ぶこと多いですね。

こちらは最近のトムとジェリー(とむとじぇりー)。これは別物ですね。

ワーナーがした製作映画、テレビ番組をモチーフにしたアート作品も展示。

やっぱ、トムとジェリーといったらこっちですね。

ポップアップストアもありました。尻尾が切り絵のようになった有名なシーンを再現したトムのディスプレイがいいですね。

その隣はスノードームミュージアムというお店。

一年中やっている店のようですがやはり12月に訪問したい店ですね。

そして隣のマークイズみなとみらい

こちらの前は青のイルミネーション。青色LEDが普及してよく見るようになりましたね。最初の頃は冬に寒々しいかなと思ったけど慣れてくると悪くないですね。

平日だと混雑しないのでカップルで静かに過ごしたい人にはおススメです。

建物の中に入ると

こちらはハリーポッターのクリスマスツリーです。

吹き抜けの上から見るとこんな感じ。

5階には舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」と

ゲーム「ハリー・ポッター魔法の覚醒」のフォトスポット。

こんなのあったんだ。。。キャラがちょっと可愛くないが。。。

最後に夜の帆船日本丸

ライトアップされていて夜の海辺の散歩にちょうどいいです。

そういえばこの辺りの夜景はビックやヨドバシのカメラ性能を提示するためのサンプル写真に使われてますね。安いAndroidスマホのカメラでもいい感じに撮れますので騙されないよう注意が必要ですね。

みなとみらいの2023年クリスマス(その1)

今回は散歩と言うより自分の職場がある横浜みなとみらい周辺の紹介です。

 

地下のみなとみらい駅改札を出て横浜方面に歩くと設置されているのがこちら、等身大のハリーポッター、ロン、ハーマイオニーの人形。

どうやらワーナーブラザーズ100周年記念のイベントでみなとみらい各施設でハリーポッター関連のものが展示されているようです。

ハリーはまぁまぁかな。ハーマイオニーはもうちょっと可愛くしてほしかったな。

ロンはいい感じに仕上がっている。これを使って是非昔テレ東でやっていた「オーマイキー」みたいなマネキンドラマをやって欲しい。

駅からクイーンズスクエアに行くエスカレーター脇の支柱には

まもなく公開となる映画「屋根裏のラジャー」の巨大広告。製作はスタジオポノックで、何となくジブリっぽいなと思ったら監督は百瀬義行。長年ジブリで原画など重要な役割を担っていた人でスタジオポノックにも元々ジブリで仕事していたアニメータが在籍しているようです。そりゃ似てますね。

クイーンズスクエアは11月後半からクリスマスっぽいディスプレイに。

金属の巨大オブジェとの相性もいいようですね。

各店舗前にクリスマスツリーが飾ってありますが、

よく見ると屋根裏のラジャーのツリー。

スクエア奥にある大きなツリーもラジャーですね。

スクエア南側の外にも観覧車をバックに写真が撮れるこんなスポットがあります。

結構、宣伝に気合入れてますね。

ここにはツリー型のイルミネーションオブジェも。色とりどりに変化する観覧車をバックにどう見てもデートスポットですね。仕事の帰りに一人行くところではないですね。

アメリカンハウス。昔のアメリカ映画に出てきそうなダイナースタイル。夜景を見ながらビールで一杯というのもいいですね。

週末は大道芸人やそれを見に集まってくる広場も平日は静かなものです。

アメリカンと言えばこちらも。

ハードロックカフェもいいですね。ちょっと寂し気に光っているネオンが好きです。

海側を見るとタワーC棟、D棟があります。何のための建物かわかりませんが確か最上階が無料展望台になっています。

ここからランドマークプラザ側に移動。2階の入り口ではLEGOハリーポッターがお出迎え。

こちらはプラザ内に設置されたハリーポッターの店「ハリー・ポッター マホウドコロ」

日中は結構賑わっています。

壁には懐かしの歴代の映画ポスター。個人的には最初の3作品はDVDを買っていましたね。丁度今アマゾンプライムでシリーズ全映画を配信しているようなので、まだ見てない後半のシリーズを見てみますかね。

ロンが運転していた空飛ぶ車のフォトスポットもあります。

そして広場にはワーナーブラザーズ100周年記念のクリスマスツリーも。毎時00分/30分にライティングショーが行われます。ここは平日でも多くの宿泊客が見学に来ていて賑わってますね。

(つづく)

銀座ショッピングの前に先ずは映画でも。有楽町で逢いましょう

銀座散歩の続き。

 

不二家プリマハムの大きな看板が見えるこちらの景色、数寄屋橋交差点

80年代中頃、親の同伴なしで東京に出掛けた中学時代。

渋谷よりも、新宿よりも、東京と言えば銀座。

そして、JR(当時国鉄)での銀座の最寄り駅の有楽町駅改札をでて1分も歩くと見えるこの風景が「ザ・東京」という感じですね。

渋谷ほどではないですが、ここのスクランブル交差点も多くの人が行き来します。

東京って本当人多いと思いますね。

こちらは東急プラザの屋上から見たスクランブル交差点。

交差点北にあるのは有楽町マリオン。竣工は1982年。当時の高層ビルはビジネス用が主で外観もお堅いデザインが多かったので、ショッピングの聖地銀座にほど近い場所に外観も商用メインの洒落たデザインの高層ビル(そこまで高くはないが)と言うことでマスコミを賑わしてましたね。

と言っても騒いでいたのはここに本社があり、このビルの経堂オーナーでもある朝日新聞だけだったかもしれませんが。

ビルの裏口っぽい場所にひっそり解説のプレートがあったります。

実際は裏口ではなく、入り口ドアには朝日新聞記念館の文字。
落語などの大衆演芸等のイベントに使われる有楽町朝日ホールの入り口ですね。

マリオンの2つのビル、右側はルミネ。昔は有楽町西武でした。西武としては銀座への出店として気合い入っていて、バブル期はすごい勢いがあったのですが、だんだん百貨店ニーズも少なくなり2010年に撤退。1980年代の最盛期は日本一の流通グループでしたが。。。

左側は阪急メンズ東京。こちらは阪急百貨店からターゲットをメンズに絞りリニューアル。西武とは異なり球団を売ってしまったが、業績の方は悪くないようですね。

そして、このマリオンで有名なのはこの時計。

マリオンには松竹系の映画館、丸の内ピカデリーがあります。(地名的には全然丸の内ではないが)

この時計前は待ち合わせスポットとして有名でした。スマホの普及により地図アプリで迷わず合流地点にたどり着けるようになった現代の若者にはピンと来ないかもしれませんが、昔の待ち合わせ場所は誰もが知っている目立つモニュメントの前でないと難しかったですからね。

60代以上の夫婦の初デートはここで待ち合わせという人も結構いたと思います。携帯がない時代、本当に来るのかドキドキの時間をここで過ごし、会えた時の嬉しい甘酸っぱい感情を思い起こす場所だったかもしれませんね。

これができる前もここには戦前から日本劇場、通称「日劇」があり、歌謡ショーやミュージカルなどの催し物が行われていました。

有楽町で待ち合せて、映画や演劇を見て、銀座でショッピングや食事と言うのが東京近郊に住んでいた今のシニア世代憧れの定番デートコースだったようですね。

マリオンのビル下の植樹には1950年代の名曲、フランク永井の「有楽町で逢いましょう」の歌碑があります。このヒット曲を聞いていた70代以上のシニアにとってはタイトル通り、有楽町で待ち合せてデートすることは東京のみならず、全国の地方の人にとっても憧れだったんでしょうね。

(つづく)