以前アップした小説を書いた時の感想と反省です。
-前編- https://dad-aslan.hatenablog.com/entry/20220125
-後編- https://dad-aslan.hatenablog.com/entry/20220126
-解説1- https://dad-aslan.hatenablog.com/entry/20220201
-解説2- https://dad-aslan.hatenablog.com/entry/20220208
-解説3- https://dad-aslan.hatenablog.com/entry/20220215
昨年、「ツノアリ、ツノナシ、レガシィ」というタイトルで小説と言うか創作の話を書きました。
その1 イントロ
その2 鬼骨
その3 2つの法則
その4 におい
その5 戦い1
その6 戦い2
その7 戦い3
その8 差別の根源
こちらは全てオリジナルですが、決まった登場人物はおらず報告書という感じの体裁をとっていました。それに対し今回は二次創作ですが人を中心に描いた普通の小説を書いてみようとチャレンジしましたが、いろいろ難しかったですね。
先ず難しかった点が、設定、ストーリーありきで各キャラクターの動きを考えたこと。ある程度、キャラクターに応じた設定やストーリーを大まか決めたのですが、細かいキャラクターの動作や会話を詰めていくと違和感ありありに。この場面でこのキャラクターはこのセリフを言わせて次に進めたいけど、そのセリフは強引でかなり不自然にだとか。
そこでこのキャラクターが一番言いそうなセリフに変えると設定に矛盾が。
うーん、難しい。
元々、自分は未来予想とか設定を考えるのが好きだから設定先行で考えていくが、そうするとキャラに合わない不自然なセリフか、気持ちのこもっていない説明セリフになってしまうんですね。
次回はストーリーをもっと緩い感じにしてキャラに勝手に動いてもらう感じの作り方に挑戦してみたいですね。もしくは、設定先行のままでそれに合わせたキャラクターを練り上げてから動きや会話を考える方法でも良いかも。(今回は二次創作だったのでキャラの性格を変えるわけにはいかなかったので)
次に難しかっ点は会話文の表現。主な登場人物は出木杉、ジャイアン、スネ夫の3名。昔よく読んだ漫画なのでそれぞれの個性は細かく理解していて、場面、場面で言いそうな文章を想像するのは難しくないのですが、キャラクターごとにどのような表現をするのか、相槌や語尾、言葉の選び方などを考えるのが大変でしたね。最初この辺りを意識しないで書いたら、会話なのに単なる独り言のような感じに。これはマズイと思って見直そうと書き直したが本当苦労しました。
そしては最後は短くまとめること。解説(あとがき)でも書きましたが小説本文にならない背景や書きたかったテーマのボリュームがかなり膨れ上がりました。たぶん、この設定ボリュームで書く場合、今回の2倍か3倍くらいの文字数が適切だったかもしれませんが、その長さを書き切る「スキル」がないというか「集中力」が持続できないと判断。今回は諦めずとにかく書き切るということを自分の裏目標としていたので、文字数を2000文字と短めに設定しました。
途中、あれも書きたいとこれも書きたい、説明が不十分ではないかとか、いろんな思いがプレッシャーをかけてきましたが、長くなると自分が持たないし、読み手も情報量が多すぎて混乱すると思い、ヒーヒー言いながら表現を見直してました。
という具合に途中何度も心が折れかかりましたが、なんとか完成させました。
50代から挑戦するのは遅いと言えば遅いですが、プロを目指すわけではないので。
残りの人生の趣味として楽しめるようにボチボチ頑張っていきたいと思います。